味ま野についてAbout Ajimano
「真(まこと)の味を野に広く伝えたい」
― 料亭 京料理『味ま野』
京都岡崎、東山の移りゆく四季を背景に、平安神宮や南禅寺、
銀閣寺など、名所に囲まれた場所にある『京料理 味ま野』。
始まりは「冷めても美味しい」にこだわる創業125年の仕出し処屋の名店「ともえ」
その伝統を受け継ぐ料亭として京料理『味ま野』は
「伝統と革新」のお料理で訪れるお客様を魅了しつづけています。
京料理『味ま野』は万葉集の舞台としても知られる福井県越前市の味真野神社を由来とし、
「真(まこと)の味を野に広く伝えたい」との願いが込められています。
味ま野で供される、会席料理の献立は先付、椀物、向付までは決まっていますが、
それ以外は例えば、強肴は揚げ物にするのか蒸し物にするのか、又その両方をお出しするのかを決めていません。
会席料理において重要なのは、そのときに最も美味しい食材を色々なお料理で楽しんで頂く事です。
そのため、仕入れた食材によって揚げ物にしたり、蒸し物にしたりその日によって献立が変わります。
金時人参をはじめとした京野菜、春になると山菜の良いものが多くなりますのでこごみやふきのとうなどの
季節の食材を取り入れることで、季節感を演出しています。
固定観念にとらわれることなく、美味しい食材をその食材にもっともよいと思う調理法で、
皆様に楽しんで頂けたらと思います。
総本山誓願寺、大本山金戒光明寺、
総本山禅林寺御用達 、
平安神宮と共に歩んだ125年
― 仕出し処『ともえ』
創業時のともゑ
正面玄関で、先々代(左)と使用人創業間もない頃のともゑの板場の様子
創業間もない頃の
ともゑの裏口付近の様子
1897年開業、当初から仕出しと食事処として始まり、
平安神宮のほどない場所という土地柄で近くにたくさんのお寺があることから、
お寺の祭りごとや法事などのご利用も多くなっていきました。
平安神宮が今年で建立から127年経過し、ともえが今年で創業125年を迎えます。
まさに共に歩んできたと言っても過言ではありません。
開店してまもなくともえの鮎や鰌(どじょう)などの川魚料理が名物となり、
お寺の中では誓願寺、金戒光明寺、禅林寺については祭りごとなどで広くご利用いただき、現在では御用達となっております。
京都の人々にも冠婚葬祭を問わずご愛顧いただく事になりました。
開店当初に初代が作り上げたお出汁は、ともえから味ま野にも受け継がれ、
会席料理はもちろん、折詰弁当などのお料理にも広く使われております。
- ともえの「鯖寿司」
- ともえの人気の料理の一つ「鯖寿司」は京料理でもあります。
古来から京都の家庭では、祭りなどのハレの日に鯖寿司が作られてきました。
京都の庶民生活の中で祭りや四季の催し物で食されるご馳走であります。
又、「鯖寿司」は、海から遠い京都の町で、鯖を楽しみたいと考え抜かれた古来の人々の英知が詰まったお料理です。
食事だけでなく、手土産としても多くの方からご用命いただいております。
酢飯がきつくならず、まろやかな味わいと上質な脂の乗った鯖との絶妙な取り合わせをお楽しみください。
皆様に是非ご賞味いただきたい想いで、お手頃価格でご提供させていただいております。